書籍「ルールズ・オブ・プレイ(上)ゲームデザインの基礎」の個人的メモ〜第4章から第5章まで


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ゲーム製作者必読の書と言われるルールズ・オブ・プレイ(上)を読んで、個人的に感じたことなどをメモ。後で見返した時の個人的メモなので、いろいろと変なところもあるかもしれませんが、ご容赦くださいませ。

書籍「ルールズ・オブ・プレイ(上)ゲームデザインの基礎」の個人的メモ〜はじめにから第3章まで

第4章「デザイン」

この章では、デザインの定義から入っていき、記号論についての簡単な概説を行い、それがゲームにおいてどのような位置付けにあるのかを、実際のゲームを例に解説しています。記号論、システム、記号、文脈、意味、表象について、それぞれがどのような概念で、ゲームデザインとどのように関わっているのかについて解説しています。

キーワード:デザインの定義、記号論、記号論の4つの概念、文脈(コンテキスト)、意味

個人的メモ:ブタをなぜ「ブタ」と呼ぶのかについて、合意によって成り立っているという当たり前の話から一歩進め、記号とは何かについて、わかりやすく説明されており、個人的に記号論の方にも興味が湧きました。ボードゲームでは、コマやボードなど様々な記号があるため、この章を読んでおくと、「コマやボードがそもそもどうあるべきか?」や「どうつながっているのか?」について考える指針となりそうです。この後に記号についてさらに詳しく書かれていますが、この章だけでも、ゲームをデザインするにあたって、示唆に富んでいると思います。

※追記:第7章で「ゲームを定義する」という章があり、ゲームについて厳密な定義がされていました。以下はこの時感じた私の感想とお考えください。
また、ここまで読み進めて、いろいろとわかってきたことがあります。執筆者たちは「ゲームを意味ある遊び」と捉え、それを生み出すのが「ゲームデザイン」であるとしています。
ドロッセルマイヤーズが考える,ゲームシステムと世界観の理想の関係とは? ボードゲーム制作の視点からメカニクス構築を紐解く講演会レポート – 4Gamer.net
で、

渡辺氏はドロッセルマイヤーズにおけるゲームとは「ルールによって面白さが生まれている遊びすべて」であると定義した。

とありました。個人的にずっと違和感があったのですが、ルールズ・オブ・プレイではゲームデザインによって意味ある遊びが生まれるとしており、個人的にはルールズ・オブ・プレイの方がしっくりくるかなと感じています。ゲームデザインにはルールも含まれていますし、ルールズ・オブ・プレイの執筆者たちはインタラクションについてはもゲームデザインにおいて重要としています。それは記号論の章にも色濃く出ています。

個人的に、ゲームについては、別の定義を考えています。それは、すべてのゲームが面白いわけではないからです。世の中にはつまらないゲームが存在します。「それらはゲームではない。」とすることもできますが、個人的にはちょっと違うのかなと思ったりしているところです。

ルールズ・オブ・プレイでは、後々の章でこの辺りについても解説があるみたいなので、それらを読んでから、自分の考えをまとめようかなと思っています。

第5章「システム」

この章では、システムという言葉について理解を深めるため、その意味やゲームにおけるシステムとは何かについて解説しています。
具体的なゲームシステムというよりも、システムそのもののをどう捉えるのか?という話です。

キーワード:システム、インタラクト(互いに作用する)、システムの共通要素(構成要素・属性・内的な関係・環境)、形式のシステム・経験のシステム・文化のシステム、閉じたシステム・開いたシステム

個人的メモ:この章を読んで、当たり前のように使っているシステムという言葉について初めて考えました。このアプローチは良い経験になったなあと思います。特に、システムの共通要素については、視点によって要素が変わるため、システムを捉える上で、どこに軸足を置くのかが重要になりそうです。

システムを分析するにあたっては、軸足を共通にして、様々なゲームに適用することで、そのゲームの本質が見えてくるようにも思います。

また、システムの分類というか、切り分けとなる形式のシステム・経験のシステム・文化のシステム・閉じたシステム・開いたシステムのそれぞれについては、ゲームを見直す上で一度知っておきたい考え方だなあと。

システムという言葉自体が、どうしても捉えどころのないあやふやな概念、つまり名詞で定義しにくいため、この切り分け方はとても大切だと感じました。すぐに何かに使えるという話ではないですが、ゲームを作る上で土台となる部分ですね。

ここまで読んで

いろいろと考えたりしながら読んでいると結構時間かかるなあという感じです。でも、ゲームについて様々なことを考えるきっかけにもなっているので良い経験だなあと思います。

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